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ヌルい日々
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タイヤが付いているもの中心

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今週は MotoGP アメリカ
今週は MotoGP アメリカ_d0049014_23593940.jpgLagna Seca
Circuit Length : 3.610km
Last Winner : L.Cadalora
(YAMAHA/'94)
Pole Time : 1'26"068 M.Doohan
(HONDA/'94)

ヨーロッパのサーキットだと、中継を見ていても「ここって何処のコーナーだっけ?」なんて思ってしまう事も多いのですが、このラグナセカに関しては、どのコーナーが映ってもすぐに場所を把握出来てしまう。さほど凝ったレイアウトでもなくて、アップダウンが特徴的・・と言うのもあるけれど、一番の理由は、グランツーリスモの中でも好きなコースなので、ゲームの中では結構走り込んでたりするから・・・っと思ったら、ロッシもプレステでコースを憶えたって(?)・・・
「テレビで観たことしかないけど、プレイステーションで練習していたから、だいたいのレイアウトは知っています」
そういえば、WRCチャンプのローブも、今年のルマン参戦には、GT4でコースを憶えたらしいから、PS2恐るべしですね。

前回行われたのが'94年ですから、実はうろ覚えな記憶しかなく、本棚を探して見た所、RSの増刊号で'94年の総集編が出てきてホッとしたり・・・でも記録的にはあまり詳しく載っていないのですが、この年はノリックがスポットで何戦かGPに出場していて、ラグナも走って6位入賞しているんですね・・・現役のMotoGPライダーでは、バロスだけが500ccの出場経験アリ('94年はスズキで8位)と言う事ですが、ノリックが今年も走っていたら・・と、ちと残念。他にもイトシンこと伊藤真一選手が4位に入っていたりで、もしかしたらの日本人選手の活躍も期待してみたり・・・。
この時に3位に入ったドゥーハンは、この時点ですでに最初の年間タイトルが決定していて、記録的な5連覇最初の年だったわけです。
250ccでは原田がゼッケン1を着けていた年であり、この年の年間のランキングは7位に終わってしまいますが、ここラグナでは3位表彰台で、続く4位に岡田、5位に青木宣篤が入っている辺りは、日本人の全盛期を思い出します(この時の優勝はビアッジ)。125ccでも辻村が優勝しています。
今回のGPは、MotoGPのみの開催という事で、併催として、AMAのスーパーバイク、スーパースポーツ、スーパーストック等のレースがあるようですが、250ccと125ccが行われないのは、もちろん2ストロークだからで、市販車でもかなり以前に2ストロークが禁止される程、2ストに厳しいアメリカですから、'94年以降GPが開催されていない理由も、安全性の問題もあるかもしれないけれど、この辺りが本当の理由なのでしょうね。7月の第二週というのは、昨年までWSBがこのラグナセカで毎年行われていたわけですが、GPの最高峰クラスが4ストロークに変わって、やっと開催出来る様になったという事でしょうか・・・
その代わり、今年はWSBのカレンダーからラグナセカが消えてしまいましたが・・・

このアメリカのGPについて、ニュースサイト等を見ると、地元アメリカンの力の入ったコメントが多く聞かれますが、前回のオランダで表彰台に立ったエドワーズ、AMAスーパーバイクチャンプのヘイデン、レッドブルのスポンサードを受けるスズキのホプキンスとロバーツ等、地元の利とは言え、この中の誰かが優勝すると言うのは難しい気もしますが、特にスズキ勢などは、ベストリザルトを残してあまり調子の良くない今シーズンに弾みをつけたい所かな・・と思います。
けれど、やはり注目は、全く初めてのコース(しかも決してコンディションの良いコースとは言えない)で、ロッシがどれぐらい強さを見せるのか・・という所でしょう。
今年のロッシは、シーズン前に彼が語った様に、最大の目標はやはりヤマハのメーカータイトル。昨年のライダーズポイントでは、最終的に2位セテに対して47ポイントもの差をつけながら、メーカータイトルは27ポイント上回ったホンダに取られている。今シーズン、ここまで5連勝を含む6勝を上げているロッシですが、事実上ヤマハライダーで優勝出来る可能性があるのは自分1人。ロッシの後ろには常に5台のRC-211Vがトップを伺っているわけで、もし自分がトップチェッカーを受けなければ、この中の誰が優勝してもホンダにメーカーポイントの最大値が行ってしまう。単にロッシが速いから勝つ、と言うだけでなく、そんな目標とプレッシャーを持って今年の成績を積み上げて来たならば、セテやメランドリに、ロッシの前でチェッカーを受ける事など不可能に思えてきますね・・・
by tepidity | 2005-07-07 00:18 | MotoGP